いよいよ後期の浜の宮学園が始まりました。夏休み休講だった関係で、久しぶりにお元気そうな皆さんのお顔をお見掛けし、何か懐かしく思いました。また、校外実習に来ている兵庫大学の学生の皆さんも一緒に参加していただきました。今日の講座は、加古川市文化連盟会長の岩坂純一郎氏による「近世の旅 播州松めぐり」と題して、江戸時代には高砂から別府までの道が、松を巡る楽しみの場所だったことをお話ししていただきました。歴史上の人物「伊能忠敬」もこの辺りを測量し、手枕の松は珍しい松であるなど松についていろいろ書かれています。別府の住吉神社の「手枕の松」は3代目、浜の宮神社の「加古の松」は2代目、尾上神社の「片枝の松」は8代目、高砂神社の「相生の松」は5代目になるそうです。またどの神社も代々途切れないように次の代の松を育てているそうで、最近は外来種の松くい虫にも強い松を育てているそうです。たくさんの古い写真を提示していただきながら詳しく説明していただきました。