後期の川柳講座も16日の最後の会を残すのみとなりました。川柳講座の多くの方が最初からずっと入会されています。賞を選ぶときに、名前を出さずにお互いの句を選び合うのですが、最近は句を見るだけで誰が作ったか想像がつくそうです。個性が句に表れるのでしょうね。また今日は、いるかさんが3部門、たんぽぽさんが2部門受賞されました。
お題「切る」
天 切り札も軽く流せる倦怠期 かづこ
地 保証切れ知ってるように故障する いるか
人 シラ切るもお見通しよと妻ニヤリ ヒサシ
お題「いつわり」
天 いつわりは微塵も無かったあの頃は いるか
地 偽りに慣らされ慣れて無関心 しょうすけ
人 病名を軽く伝える愛がある たんぽぽ
自由吟
天 この星の知性がさせる陣地取り いるか
地 踏ん切りを付けないままの処世術 たんぽぽ
人 貧乏も気にせず明日へ余裕もつ 純一